SEOとは?意味・やり方・何から始めるかをわかりやすく解説

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「SEOという言葉は知っているけれど、実際に何なのか?何をすることなのかよくわからない。」

私が話をした地元の人や経営者さんに、今でもそう言われます。

「検索で上に出てくるための対策」とざっくりは知っていても、具体的にはどういうことなのか?何をどの順番で進めればいいのか、誰に頼めばいいのか、どのくらいで成果が出るのか、SEOと言われてもわからないことだらけだと思います。

もっと言えばSEO自体をまだ知らず、「SEOということがあるんですね?」と言われることも。

この記事では、Google公式のドキュメントをもとに、SEOの意味・やり方・始め方をわかりやすくまとめました。専門知識は不要です。まず「SEOとは何か」をざっくり理解することから始めましょう。

田口 靖恵|Content Strategist/SEOコンサルタント/ウェブ解析士(個人事業主)
運営:INGTACT(コンテンツ設計・SEO支援)
X(https://x.com/ami_lier)

独学でのWordPressから、個人メディア運営・アフィリエイト事業(成果報酬型広告)を通じ、サーバー設定やSEOに有利なディレクトリ構造(URL階層)の設計までを、すべて実戦の中で習得してきました。

また、BtoBツール(SaaS)やECサイトなど、複数の企業案件におけるディレクション実績を持ち、制作チームとの連携作法も熟知しています。

自身のメディアを収益化してきた経験と、企業の制作現場を知る強みがあるからこそ、発注者様と同じ目線で「検索エンジンを考えた構造」と「売上に繋がる導線」、そして「成果を生むコンテンツ体制」を設計・実装できます。

自身のメディア運営でInstagram・TikTok・Xの発信を実践。

Instagram1投稿29.8万PV・TikTok42.7万回再生・X88万インプレッションを達成しています。

現在は企業様のWebプロデューサー兼SEOコンサルとして、その実践的なノウハウを提供しています。

目次

SEOとは何か。一言でいうと「検索で見つけてもらう仕組み」

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。

Googleの公式ドキュメント(SEOスターターガイド)には、次のように書かれています。

SEOとは、一歩進んで Google 検索での存在感を高める取り組みのことです

出典:Google検索セントラル SEOスターターガイド

ポイントは「検索結果で上位に出るためのテクニック」ではなく、「Googleにサイトの内容を正しく理解してもらい、ユーザーに届けてもらう」という考え方です。

検索エンジンを使う人は、何かを調べたい・解決したい・買いたいという明確な目的を持っています。SEOとは、そういう人たちに「あなたのサイトがある」と気づいてもらうための取り組みです。

「SEO対策」という言葉について

「SEO対策」という表現が日本では広く使われていますが、厳密には「SEO施策」が正確な日本語です。SEOそのものが最適化(対策)を意味するため、「SEO対策」は「頭痛が痛い」と同じ重複表現になります。ただし、検索でよく使われる言葉であるため、この記事でも一般的な表現として併用します。

Googleは何を評価しているのか。E-E-A-Tとは

SEOを理解するには、Googleが何を基準にしてページを評価しているかを知る必要があります。

Googleの公式ドキュメントでは、良いコンテンツの条件として次のような観点が示されています。

  • 実体験や深い知識に基づいた情報が書かれているか(Experience:経験)
  • そのテーマについて専門的な知識があるか(Expertise:専門性)
  • 信頼できる情報源・人物として認識されているか(Authoritativeness:権威性)
  • 情報が正確で、信頼に値するか(Trustworthiness:信頼性)

これを「E-E-A-T(イーイーエーティー)」と呼びます。

つまりGoogleは、「誰が書いたか」「実際に経験があるか」「正確な情報か」を重視するようになっています。AIが大量のコンテンツを生成できる今の時代に、Googleがこの方向を強化しているのは当然の流れです。

出典:Google検索セントラル:有用で信頼性の高いユーザー第一のコンテンツの作成

SEO対策で具体的に何をするのか|3つの分類

SEO対策は大きく3つに分けられます。

① コンテンツSEO(記事・ページの内容)

ユーザーが検索するキーワードに対して、役に立つ情報を書いた記事・ページを作ること。SEOの中心となる施策です。

  • ターゲットキーワードの選定
  • 検索意図を満たした記事構成・執筆
  • タイトルタグ・メタディスクリプションの最適化
  • 内部リンクの設計

② 内部対策(テクニカルSEO)

Googleのクローラー(巡回プログラム)がサイトを正しく読み込めるよう、サイト構造・技術的な設定を整えること。

  • サイトの表示速度の改善
  • スマートフォン対応(モバイルフレンドリー)
  • サイトマップの設置
  • 構造化データのマークアップ

③ 外部対策(被リンク獲得)

他のサイトから自社サイトへリンクを張ってもらうこと。良質なリンクはGoogleからの信頼性向上につながります。ただし、不自然なリンクの売買や大量獲得はペナルティの対象になるため注意が必要です。

この3つのうち、中小企業やメーカーがまず取り組むべきは「コンテンツSEO」です。技術的な内部対策はWordPressなどのCMSをきちんと使っていればある程度担保されます。外部対策は良質なコンテンツが増えれば自然についてくることもあります。

SEOの成果が出るまでどのくらいかかるか

SEOで一番聞かれる質問のひとつが「いつ成果が出るか」です。

Google公式ドキュメントには、次のように記されています。

変更した結果が Google 側に反映されるまでにはある程度の時間がかかります。数時間かかる変更もあれば、数か月かかる変更もあります。一般的には、数週間待ってから Google 検索の検索結果に良い影響があったかどうか確認することをおすすめします

出典:Google検索セントラル SEOスターターガイド

実務では、新しい記事が検索結果に安定して表示されるまで3〜6か月かかることが多く、そこから順位が上がり流入につながるには、さらに数か月を要するケースも珍しくありません。

6年間SEOをやってきた私が、社長に正直に伝えていること

私はアフィリエイターとして自分でSEOを学びました。成果が出なければ収益がゼロになる環境で、試行錯誤しながら記事を書き続けた経験があります。

その経験から、クライアントの社長にいつも正直に伝えていることがあります。

「SEOは、最初の3〜6か月は成果が見えにくい。でも、きちんとやれば必ず積み上がる。広告のように止めたら終わりにならない、資産になる施策です。だからこそ、焦って途中でやめないことが一番大事です」

SEOは短距離走ではなく、長距離走です。正しい方向で走り続けることができれば、確実に成果につながります。

SEOは今でも意味があるのか|AI検索時代の現実

「AIが検索を変えてしまった。SEOはもう意味がないのでは?」という声をよく聞くようになりました。

結論から言うと、SEOは今でも有効です。ただし、向き合い方は変わりつつあります。

GoogleはAI Overview(AIO)と呼ばれる機能を検索結果の上部に表示するようになりました。AIが質問に対して直接回答を生成するため、ユーザーがサイトをクリックせずに情報を得られる「ゼロクリック検索」が増えています。

しかし重要なのは、そのAIが回答を生成するために参照しているのが、Webサイトのコンテンツだということです。

自サイトがAIに引用されたことで、私が確信したこと

私自身、運営するINGTACTのサイトが「製造業 SNS」というキーワードでGoogleのAI概要に引用されたことがあります。(詳しくはこちらの記事:自サイトがGoogle AIに引用された話

そのとき確信したのは、「AIに引用されやすい記事は、従来のSEOで評価されやすい記事と本質的に変わらない」ということです。

これはよく言われている事で、普通のSEO対策をしていれば良い、という考えがベースです。

専門性がある、実体験がある、読者の疑問に直接答えている——そういうコンテンツは、検索順位でも評価され、AIにも参照されます。SEOとAIO対策は対立しているのではなく、同じ方向を向いているのです。

中小企業がSEOをやるべき理由。広告との違い

Webで集客する手段には、SEOの他にリスティング広告(Google広告など)があります。両者の大きな違いを整理します。

SEOリスティング広告
費用制作・運用コストのみクリックごとに課金
効果の持続資産として蓄積される停止すると即終了
即効性3〜6か月以上かかる設定後すぐに表示
信頼性自然検索は信頼されやすい「広告」と表示される

広告は「今すぐ集客したい」場合に有効で、SEOは「中長期で安定した集客の仕組みを作りたい」場合に有効です。理想は両方を使い分けることですが、予算が限られる中小企業にとってSEOは費用対効果の高い選択肢です。

SEOを誰に任せるか。「学んだ人」と「稼いだ人」の違い

SEOを外部に依頼するとき、「どこに頼めばいいかわからない」という声をよく聞きます。

私がいつも伝えているのは、「SEOを学んだ人」と「SEOで実際に稼いだ人」は違うということです。

SEOの知識を持ち、理論を説明できる人は多くいます。しかし、自分のお金とリスクを背負って実際にSEOを実践し、成果を出した経験を持つ人は少ない。とくに中小企業やメーカーのように、限られた予算で成果を出す必要がある場合は、この経験の差が大きく出ます。

依頼先を選ぶときは、「自社サイトでSEOをやっているか」「実際に企業サイトではない場所で、キーワードで上位表示した経験があるか」を確認することをおすすめします。

▶ SEOコンサルの選び方についてはこちら:中小企業におすすめのSEOコンサル会社

▶ 大手SEO会社と個人コンサルの違いはこちら:SEO会社より個人コンサルが向いている会社がある

よくある質問

SEOとSEM・リスティング広告の違いは何ですか?

SEMはSearch Engine Marketingの略で、検索エンジンを活用したマーケティング全般を指します。SEMの中に、SEO(自然検索への最適化)とリスティング広告(有料の検索連動型広告)の両方が含まれます。SEOは無料で表示される「オーガニック検索」の順位を上げる取り組みで、リスティング広告は費用を払って検索結果の上部に「広告」として表示させる仕組みです。

SEOは自分でできますか?

基本的なコンテンツSEO(キーワードを意識した記事を書く、タイトルタグを設定するなど)は自分でできます。ただし、成果を出すにはキーワード調査・競合分析・内部リンク設計など一定の専門知識が必要です。本業と並行してSEOを学びながら実施するのは、時間的にも難易度的にも、多くの中小企業にとって難しいのが現実です。

中小企業でもSEOの効果はありますか?

あります。むしろ大手が狙わないニッチなキーワードで上位を取れるのが中小企業・地域企業の強みです。競合が少ないロングテールキーワードや地域キーワードを攻めることで、大手と戦わずに検索流入を獲得できます。

SEOの費用はどのくらいかかりますか?

依頼先や支援内容によって大きく異なります。月額数万円のツール費用だけで自社運用する場合から、コンサルティング会社に月額数十万円で依頼する場合まで幅があります。

SEOは検索で見つけてもらう仕組みを作ること

SEOはよくわからない。そう思っても、今この瞬間に誰かが御社の商品やサイトに関連するキーワードで検索してるかもしれません。その検索結果に記事を出せたらいいですね。

SEOについて「何から手をつければいいかわからない」という方は、まずご相談ください。御社の状況を聞いた上で、優先順位をお伝えします。

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