支援先の事業目標と現状を確認し、どの施策を優先するかを判断したうえで、必要な実装と計測まで担当した案件を掲載しています。
何を行ったかだけでなく、なぜその判断をしたか、何を後回しにしたかも併せて記載しています。ご依頼を検討される際の判断材料としてご覧ください。
white Lapin(ホワイトラパン)様|コンテンツ基盤の構築と購買導線の設計

事業の状況と、支援の目的
自社商品を持つベビー用品D2Cブランドです。卸や小売に頼らず、自社で認知を獲得し、自社で販売する構造を必要としていました。
記事コンテンツが存在しない状態からの着手だったため、検索流入の獲得と、そこから購買までの導線設計の両方を支援範囲としました。
何を優先し、何を後回しにしたか
コンテンツを持たないサイトでは、まず記事数を増やして流入を作る進め方が一般的です。ただし、流入が増えても購買に接続しなければ、記事は資産になりません。
そのため、毎月の記事本数を積み上げることよりも、その時点で最も効果が見込める改善に工数を配分する方針を取りました。記事下CTAのマイクロコピー改善、既存記事のリライト、画像検索への対応など、優先する施策は月ごとに判断しています。
キーワード設計では、検索ボリュームの大きい語を網羅する方針を取っていません。購入を検討している人が実際に打ち込む、具体的で悩みに直結した語を優先しました。
担当した範囲
キーワード設計、記事構成の作成、ライターへの指示と品質管理、CTA設計、リライト判断、Google広告の運用を担当しました。記事の執筆は先方のライターが担当しています。
数ヶ月から年単位でコラムページを継続的に管理し、楽天市場店舗のトピックコンテンツについても企画・管理・運用を担当しました。
https://www.white-lapin.com/category/item
計測結果と、そこから判断したこと
記事からLPへの遷移を月次で記録し、どの記事のどの位置から移動が発生しているかを追跡しました。そのうえで、クリックされているブロックの配置に共通する型を特定し、その型を他の記事へリライトで反映しています。
1年足らずで、114個のキーワードで検索順位10位以内に到達しました。うち80個は5位以内です。記事下CTAのマイクロコピー改善では、LP遷移率が一例でクリック率6.49%の改善となりました。
楽天市場店舗のトピックコンテンツでは、システム上、記事内に掲載できるリンクが楽天内のURLに限られます。回遊が発生しやすい条件が揃っているにもかかわらず回遊率が低い記事があったため、記事ごとに原因を確認し、修正を行いました。修正後、翌月・翌々月と回遊率が改善した記事があります。

https://www.rakuten.co.jp/whitelapin/contents/topicslist
Google広告は3ヶ月でROAS 80.4%まで回復し、2025年12月時点で黒字転換の目処が立ちました。検索広告のCTRが向上し、広告ランクの改善によってCPCが下がったことが要因です。

順位の獲得を到達点とせず、その先で購買に接続しているかを確認しながら、次に手を入れる箇所を決めています。
企業Instagramの認知・検索導線設計と内製化支援
支援の前提
暮らし関連の事業を展開する企業のInstagram運用を支援しています。現在も継続中の案件です。
依頼としては投稿制作の相談から始まりましたが、まず何度かミーティングを重ね、現在困っていることと、事業として実現したいことを整理するところから着手しました。投稿を作る前に、SNS上でどういう認知と信頼を形成したいのかが決まっていなければ、制作物の良し悪しを判断する基準が持てないためです。
何を目的にせず、何を目的にしたか
投稿本数を増やすこと自体は目的にしていません。
Instagramは投稿を積み上げるほど成果が出る媒体として語られることがありますが、そうした運用が機能するのは、投稿が届く条件が整っている場合です。先に整えるべきは、誰に、どの入口から届くのかの設計だと判断しました。
そのため、Instagram内検索で実際に使われている言葉と、顧客が抱えている悩みの言葉を整理する工程を先に置いています。ここはINGTACTがコラム記事で行っている検索意図の分析と、考え方としては同じものです。
なぜテキスト層まで設計したか
Instagramは画像・動画の媒体として扱われますが、キャプションをはじめとするテキストは、検索と生成AIの両方から読まれる情報です。
投稿がフィードやリールで流れる導線だけでなく、検索経由で後から見つけられる導線を持たせるため、テキスト層を設計対象に含めています。生成AIが情報探索の手段として広がっていく状況を踏まえた判断です。
役割分担
企画・設計・実装・計測と改善判断を担当しています。
生成AIは効率化の手段として使用していますが、事業理解と最終的な判断は人間が行う範囲として明確に分けています。何を作るか、作ったものが目的に合っているかの判断を、AIに委ねていません。
何を見て、次を決めているか
投稿ごとの反応だけでなく、保存、視聴の継続、どの経路から発見されているか、プロフィールへ移動しているかを確認しています。
「投稿が伸びたかどうか」ではなく、認知から次の行動へ接続しているかどうかを判断基準としているためです。確認結果をもとに、次の投稿の方向性と導線を調整しています。
継続中の案件のため、成果の詳細については記載していません。
おかねチップス様|2カテゴリのコンテンツディレクションと品質担保の設計

役割分担をどう設計したか
このメディアが扱うテーマについて、クライアント様自身が現役の実務者であり、業界の実情に精通していました。
そのため、内容の正確性と業界知識の担保はクライアント様の監査に委ね、構成・品質・進行の管理をこちらが担当する形で役割を分けました。ランキング記事など、実務経験がなければ判断できない領域については、監査結果を反映したうえで公開しています。
外部から入るディレクターが専門領域の判断まで抱え込むと、精度が落ちるか、確認の往復が増えます。どちらを誰が持つかを最初に決めておくことで、カテゴリ全体を継続的に運用できる体制にしました。
担当した範囲
「豆知識」「お仕事ナレッジ」の2カテゴリについて、カテゴリ単位でディレクションを担当しました。キーワード選定、記事構成の作成、ライターへの指示と進行管理、品質チェック、アイキャッチ画像の制作までを担当しています。
https://okanechips.mei-kyu.com/tips

https://okanechips.mei-kyu.com/knowledge

Sche Con Magazine(スケコンマガジン)様

コンテンツディレクションを担当しました。キーワード選定、記事構成の作成、ライターへの指示、品質チェックに加え、記事の入稿・公開作業まで対応しています。
記事の公開処理まで一人で完結できるため、進行上、分担するより効率が良い工程については、こちらで引き受けています。
新潟SEO情報局様|問い合わせ導線に置くホワイトペーパーの設計と制作

何のために必要だったか
サイトの再構築にあたり、問い合わせフォームからダウンロードできる資料が必要とされていました。
資料そのものを作ることが目的ではなく、問い合わせに至る前の段階にいる読者へ、判断材料を渡すことが目的です。そのため、掲載する情報は「読んで役に立つこと」ではなく、「読んだ人が次に何を検討するか」から逆算して決めました。

どう進めたか
まず代表の方への聞き取りを行い、支援先が実際にどこでつまずいているか、どういう言葉で相談が来るかを確認しました。資料の骨格は、この聞き取りから組んでいます。
そのうえで情報を整理し、構成を設計、コピーライティングとデザインまで担当しました。聞き取りの内容が、最終的な資料の表現へ届くまでの工程を分断しないために、制作まで通しで対応しています。
担当した範囲
代表への聞き取り、情報整理、構成設計、コピーライティング、デザイン。
スポットでの支援
記事制作に着手する前の段階で、何を作るべきかを決める工程だけを単独で担当することがあります。
クライアント企業のサービスに合致するキーワードの調査、カテゴリー分類、着手順の整理、競合分析データのシート化と解説などです。制作を伴わない支援でも、判断の根拠が手元に残る形で納品します。
記事制作まで社内で対応できる体制がある場合、外部に必要なのは実行部分ではなく、優先順位を決める工程だけということがあります。その場合は、この範囲のみでの対応も可能です。
INGTACT自サイトの実績
クライアント支援と同じ設計を、自サイトでも実行しています。提案している内容が実際に機能するかどうかを、自分のサイトで検証したうえで持ち込むためです。
以下は、その検証結果です。ご依頼前の判断材料としてご覧ください。
検索順位の実績
狙っているのは、検索ボリュームの大きいキーワードではありません。中小企業・製造業の社長やWeb担当者が、実際に困ったときに打ち込む具体的な言葉です。

「コンテンツディレクション外注 個人」「外注ライター管理」など、INGTACTのサービスに直結するキーワードで1位を獲得しています。検索する人が既に依頼を検討している段階の言葉であるため、表示回数は多くありませんが、問い合わせまでの距離が近いという判断で選んでいます。
Google AI Overview(AIO)への引用実績
INGTACTの記事は、GoogleのAI検索(AI Overview)に複数のキーワードで引用されています。
引用の判定基準はGoogleから公開されていないため、なぜ引用されたかを断定することはできません。ただし、AI検索が口語的なクエリを扱うようになったこと、それに合わせてコンテンツを設計してきたことと、実際に引用されている状況は一致しています。



AI検索への対応を検討されている場合、実際に引用されている側が何を見ているかという観点で参考にしていただけます。
自身のメディア運営での実践
支援と並行して、自身のメディアでもInstagram・TikTok・Xの運用を実践しています。Instagram1投稿29.8万PV、TikTok42.7万回再生、X88万インプレッションを記録しました。
各媒体で実際に何が起きるかを、自分で運用して確認したうえでクライアント支援に持ち込んでいます。
ご相談について
依頼内容が決まっていない段階でも構いません。
事業として実現したいこと、現在困っていること、これまで試した施策、社内で対応できることとできないこと。伺ったうえで、今必要な施策と、後回しにしてよい施策を一緒に整理します。
